外付けSSDにWindowsをインストールしよう。
Apple Silicon 搭載のMacが発売され、とうとうiMac 27はディスコンとなってしまった。
ここでは、そんなiMac 27の活用方法として、外付けSSDにWindows10をインストールして、高額な5Kディスプレイを購入する必要もなく、5K解像度ディスプレイ一体型Windowsマシンとして活用する方法を紹介する。
概要
- 所要時間:3時間弱
- 用意するもの:① iMac 27 ② USB memory 16GB以上 ③ 外付けSSD (128GB以上)
- 事前準備:Windows インストーラ(無料でダウンロード可)
- 予算:2万円(iMac、増設メモリ、Windwosライセンスを除く)
ディスクの構成 内蔵SSDはわずか512GB
- ディスク0 : 内蔵SSD (合計512GB)–MacOS 1Montoley
- ディスク1 : 外付けSSD (合計1TB)(Drive C: Windows 10)
用意するもの
外付けSSD
TunderBolt 3は高額なので、USB3.2で最安値を選択:予算1.5万円 1TB
M.2 SSD(NVMe)-USB TypeC対応
まず、外付けSSDを用意しよう。iMacには、Thunderbolt 3が2つついているが、Thunderbolt 3の外付けSSDは非常に高価だから、我慢して、USB3.2/3.1 Gen2を用意しよう。いまなら自作しなくても1TBで、15,000円ぐらいで購入できるが、容量不足になった時のことを考慮し、自作しよう。そうすれば、今は高価なThunderbolt3のエンクロージャーが安くなった時に入れ替えも可能です。とりあえず、ここで紹介するのは、購入時に最安値だった。Vigooleという製品です。アマゾンなど有名な通販サイトの中で、最安値、2080円でした。レビューも概ね良好。800から1000Mb/s程度の速度が出るということで購入しました。
一応、日本語の説明書もついているが、説明書もいらないし、放熱用のシールもついています。ちなみにこれは、ドライバー不要です。ロックがあってそれを外すと、中身が取り出せる上に、M.2 SSDもドライバーなしで手で止めることができます。
注意点としては、SSDは、NVMeにしか対応していません。SATAには対応していないので、気を付けましょう。また、SATAに対応しているこの手の製品は、USB3.1/3.2 Gen2には対応していません。
注意点:エンクロージャーの中には、USBから起動できないものがあります。下記の製品では外付けUSB -SSDにインストールしたWindows10が起動できることが確認できております。
仕様:USB 3.2 Gen2 10Gbps
M.2 SSD- NVMe 1TB Sumsong
今回用意したSSDは、サムソンのSSD980、1TBです。Proというのもありますが、まだ値段が高い上に、USB側の速度が遅いので、これで十分です。値段はおよそ12000円でした。SSDの価格は変動が激しい上に、長期的に見れば、必ず値下がりしていきますので、無理に大容量のものを用意するぐらいなら、1年後に買い換えるなどした方がいいでしょう。メルカリなどでも簡単に売れるものなので、大容量が必要になって、且つ、価格が安くなった頃に買い換えた方がいいです。もちろんデータを移したりしなくてはいけませんが、外付けSSDなので、コピーも簡単ですし、中のSSDだけ付け替えればいいだけです。これが外付けSSDにWindowsをインストールするメリットの一つです。
Amazonから買えば5年間の保証付。結構熱でダメになったりしてしまうSSDだから、保証付きのものを買った方がいい。特に外付けとして利用するから何らかのダメージを受ける可能性もあるし、内蔵と違って、取り替えも簡単だからこそ、ここは保証がついているものを購入しよう。せいぜい1000円ぐらいしか変わらないのだから。
公称のスピードは、最大読み出し速度3,500MB/s、最大書き込み速度3,000MB/sです。これ以上速くても、USB3.1/3.2 Gen2の最大転送速度が、10GBps(=1,250MB/s)だから、あまり意味はないと思って良い。これより速いモデルとして、SSD980Proがあるが、勿体無いので、その分容量の大きいものを購入した方がいいだろう。なお、SATA だと、500MB/sぐらいの速度しか出ないから、最新のiMacでは、その性能を十分に出せなくなってしまうから、やはり、SSD980がお勧めだ。
大転送速度3,500MB/秒
DRAMレス設計によりコスト削減を実現しつつ、一般的なSATA SSDの5.6倍以上高速な3,500/3,000 MB/秒というシーケンシャル読出/書込速度を実現しています。
外付けSSDの性能
外付けSSDの性能は書込速度:897.9MB/s, 読込速度:947.7MB/sです。最新のSSDとしては遅いかもしれないが、普通使いであれば十分の性能だ。
MacOS上での性能–Black magic Disk Seepでの性能
- 書込速度:897.9MB/s
- 読込速度:947.7MB/s
特に不満はない程度のスピード
Windows上(Bootcamp)
外付けSSDとしては十分だ。
Windows 上での性能– Crystal Disk Markでの性能
- 書込速度:1013.46MB/s
- 読込速度:1041.13MB/s
内蔵SSDの性能
書込速度:2574.9MB/s, 読込速度:2414.2MB/s
やはり内蔵は速い。通常(外付け)の3倍のスピード
Windows上(Bootcamp)
やっぱり速い。しかもMac OS上よりも速いという結果になった。
Windowsインストール方法
Windows 10 isoイメージのダウンロード
まず、Windows 10を入手しよう。ディスクで買っても良いし、ダウンロードしても良い。ダウンロードは下記リンク先から入手可能です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO
エディションを選択してISOをダウンロードしよう。(Windows 10 (multi-edition ISO))のみ選択できます。
「確認」ボタンを押すとダウンロードが始まります。
ダウンロード後に確認したら、「ダウンロード」フォルダにダウンロードされてました。
USB インストーラの作成
次に、USBへイメージとして書き込むために、拡張子、.imgへ変換します。
まず、ターミナルを起動しましょう。
hdiutil convert -format UDRW -o ~/Downloads/.img ~/Downloads/Win10_21H2_Japanese_x64.iso
「exit」と入力してターミナルを抜けます。
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